相続の準備とは 確認したいこと
相続準備といっても、いったい何から始めたらよいのか?
いざ相続の時となって、お困りになること
- 遺言書があるのか?ないのか?
- 遺言書がどこにあるのか?保管場所は?
- 財産がどうなっているのかわからない
- 金庫の番号?開け方?デジタル遺産?などなど、さまざまです。
これからの方はデジタル遺産についての準備を必要とする方が増えるでしょう。
できれば親が元気なうちから少しずつ、相続の準備はしておいたほうがよいでしょう。
★遺言書があるのなら、自筆証書遺言なのか、公正証書遺言で相続の手続きは異なります。
保管場所については確認したいです。
★財産の確認をする。銀行の口座、証券口座の口座、所有不動産、借金の有無、生命保険、ゴルフ会員権など
子供のほうから、親が元気なうちにこう言ったことを聞くなど、確認することはとても難儀なことです。
「縁起が悪い」「私が死んだ後の話なんて!殺す気なのか」などと、とんでもない話になる方もいらっしゃるかもしれません。
それでも、実際にそんな不幸なことが、いつ起こるかなんてわかりません。まだまだ元気だと思っていても、高齢になるといろいろ忘れることも多くなり、認知症になってからでは遅いのです。極端なことを言っているようですが、実際に、その時になって慌てることが多いのが現実です。本人だけでなく、子供にとっても親の認知症を認めることは苦しいことだからです。
なかには、先進的な考え方の親御さんは自分の安心のためにも、元気な時に家族に伝え、終活の考え方からエンディングノートに書き記していらっしゃいます。
この確認をまったく怠っていると、財産の行方をめぐり、相続人間、特に兄弟姉妹間でもめてしまうかもしれません。
たとえ、「多少の財産でもめることなんてあるわけがない!」という方も、多少だからこそ
または、借金がある方も相続対策や、ときには相続放棄もあることも考える必要があります。
終活はとかく高齢になってからのことで、私にはまだ関係ないと思う方も多いのですが、
親と子供など残された家族のために、親子で進める必要があるものと考えます。
その中身は、エンディングノートだけでなく、遺言作成や、必要があれば、生前対策で家族信託契約も考えていきたいです。
まずは、これからの互いの生活の安心のためにも親と子で話し合える時を持ってほしいものです。
