飲食店が酒販免許をとる注意ポイント
コロナウイルス感染拡大の中、飲食店が酒販免許取得を事業の一環として考える方が増えています。もともと、飲食店ではお酒を提供できますがそれはあくまでも「卸業者➡酒販免許業者(メーカー)➡飲食店といった流れでお酒を仕入れて、店内で酒の栓を開けて提供する。」といったものです。例えば、イタリアンレストランでイタリアンワインを食事と共に飲まれて、帰りにテイクアウトでイタリアンワインを購入する、または、気にいったレストランのホームページからお店こだわりのお酒を通販で購入する。といったことになると、飲食店側ではテイクアウトや通販の部分で酒類小売業免許が必要となります。
酒販免許取得4つの要件とは①人的要件②場所的要件③経営基礎要件④需給調整要件の4つです。
この中でも、
②場所的要件・・お酒の売り場の区画割り、代金決済の独立性、他営業主体との区分
③経営基礎要件・・資産状況(3事業年度)、申請者の経営経験、酒類関連ビジネスの経験
④需給調整要件・・どこからいくらで仕入れ、どこに売るか、どのくらい売るか?酒類販売の長期安定的な管理体制、飲食店の接客業者でないこと
そうなんです!
酒販免許取得要件では飲食店が免許取得することに
ハードルがあるということなのです‼
そこで、飲食店の酒類小売業免許取得の注意ポイントとは・・・「分離」
- 飲食スペースと酒類販売スペースを分離・・場所を明確に分離する工夫が必要
- 飲食店用と酒販用で決済を分ける。(売り上げの管理)
- 酒販用の帳簿の作成(仕入れも販売も酒類専用に記載し管理)
- 酒販用の仕入れ先(飲食店用のお酒は酒販店かメーカーから仕入れるが、酒販用のお酒は酒類卸業者かメーカーから仕入れる。同じところから仕入れる場合は、伝票を仕分ける。)
- 酒類在庫管理の分離・・陳列・保管・在庫置き場などを提供用と販売用とで明確に分ける
これらの注意ポイントに照らし合わせて
そのお店の状況に合わせてサポートさせていただきます!!